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絆ブログ 園部 栄一: 2019年10月

できる子は勉強時間以外も学んでいる! 

「合格への絆」10月号より、記事の一部を紹介します。


できる子は勉強時間以外も学んでいる! 
 
 「なぜ同じ授業を受けていて差がつくのか?」
 これに対して,「やっぱり頭の構造が違う」「遺伝だ」などと言う人もいるでしょう。もちろん,そうした可能性も否定できません。実際,一部の天才的な子はそうかもしれません。しかしそのような子が存在する確率は非常に小さいはずです。
 結論から言うと,「できる子は,勉強時間以外も学んでいる」ということです。彼らは始終「学んで」いるのです。ですから,表面的な授業時間で差がついているのではないのです。「学び」のタイプは大きく3つあります。
 
①授業を受けても学んでいない人
 いすには座って,黒板に書いてあることを書き写す“作業”を黙々と行う。そして,たまに先生の雑談が入ると聞く耳スイッチが入り,よく話を聞く。そしてまた授業に入ると,再び上の空になってただ書記をしているだけ。これが多くの人が経験していることではないでしょうか。子どもたちにとって,非常に多くの時間を占める授業時間をこのように過ごしていたのでは,話になりません。
 
②授業だけが学びの人(勉強の場だけが学びの人)
 これは,授業をしっかりと受けて学び,さらに家で予習復習や宿題など,勉強する時間の中ではしっかりと学んでいる人をいいます。このような生徒は,学校では比較的上位の成績がとれます。
 
③寝ているとき以外,すべて学びの人
 このような人が最もできる人です。本当にそんな人がいるのかと思われるかもしれませんが,います。彼らは,人と話をするときも,テレビを見ているときも,街を歩いているときも,感じ,考え,自分の意見を持つ習慣を持っています。それによって教養が深まり,考える力が深まり,記述力や小論文といった自己表現力もつくのです。この③のタイプの人は,非常に多くの気づきを得て,そこから考えたりするのです。ですから得られている情報量が①や②のタイプの人とはまったく異なります。
 
③のタイプになる方法は?
 では,どうすればこのタイプ③になれるのかということです。そのためには,「気づく楽しさ」「知る楽しさ」「考える楽しさ」を知る必要があります。
 その方法として,「人と違う意見を持つ」ということが考えられます。「別の見方がないか?」「別の意見がないか?」などと考えてみることです。このような方法によって,人は自然と「気づき→知り→考える」ようになっていきます。これを習慣にすると,頭の構造が変わってきます。
 

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